暗号通貨(仮想通貨)ってなんだ?
近頃、テレビやニュースで話題になっている、ビットコインを始めとした暗号通貨(仮想通貨)
なんとなく聞いたことあるけど一体なんなの?って人も多いと思います。
そんな、暗号通貨についてまとめました。
暗号通貨とは、暗号理論を用いて取引の安全性の確保、
およびその新たな発行の統制をする仮想通貨である。
※Wikipediaより
暗号通貨なんて難しい言葉で言われていますが、簡単に言うと円やドルの様なその国独自に扱われている通貨ではなくデジタル上でやり取りされる独自の通貨ということです。円は基本的には日本でしか使えませんが、ビットコインを始めとした暗号通貨は、今後全世界共通で使用可能になる可能性があります。
暗号通貨の始まり=ビットコインの歴史
暗号通貨のはじまりは、ビットコインが提唱されたことから初められました。ビットコインは偽名のソフトウェア開発者ナカモトサトシ(実は日本人では無いらしい)によって提唱された分散型暗号通貨です。ビットコインは世界中の技術者に衝撃を与え、瞬く間に虜にしてしまいました。その衝撃は現在のビットコインの価値が現在何百倍にもなっていることからも明白です。それからまもない2011年10月に、ビットコインの課題点を改善したライトコインが公開されました。
システム上、ビットコインが金なら、ライトコインは銀のコインと言われており、現在もその人気は根強いです。
その後、第二のビットコインを目指し、多くの暗号通貨(アルトコイン)がリリースされましたが、その殆どは技術的な革新をもたらさ無かったため、淘汰され大きな技術革新が無いまま一時期停滞してしまいました。しかし、ビットコインが提唱した技術を改良して開発された第2世代暗号通貨によって2014年以降に、更に市場拡大を加速させていきます。
第二世代暗号通貨には、Monero、イーサリアム、および Nxt といった通貨がありそれらは不可視アドレス、スマートコントラクト、サイドチェーンもしくはサイドアセットといった高度な機能を備え技術革新の可能性を秘めた物たちです。
第二世代暗号通貨には多くの期待が寄せられており、今後の飛躍が期待されています。
第二世代暗号通貨
多くの企業が導入予定
暗号通貨は登場当初からその性質上、一部の間では「今後中央集権である銀行はなくなるのでは?」などと噂されていましたが、当時の金融業界の人々は暗号通貨を鼻で笑っているような状況でした。
しかし、時が経つにつれ、そのシステムの革新性となにより実際に大きくなる市場規模に動かされ、多くの企業がそのシステムを取り入れる動きをしています。
暗号通貨導入企業
via: savers-inc.com
実際、将来的に暗号通貨は、中央銀行の信用価値に、非常に大きな影響を及ぼしていくでしょう。暗号通貨が普及すれば、円などの法定通貨は、もしかしたら廃れて行くかもしれません。
法的側面
まだまだ発展途上の暗号通貨、そのルールは国によって様々です。例えば、中国人民銀行は2014年前半に中国国内の金融機関によるビットコインの取り扱いを禁止しました。
また、ロシア国内においては暗号通貨の取引は可能なものの、ロシアルーブル以外の通貨を用いて商品を購入することがそもそも違法のようです。
しかしアメリカでは、2014年初めに、ビットコインを通貨としてではなく、税制上の資産として扱うことが決まり、課税対象になりました。これによりビットコインの法的地位が決定的なものとなったのです。
懸念点
現在の暗号通貨の懸念点としてウェブ犯罪への悪用があげられます。暗号通貨は、その特性として匿名ウェブ犯罪の道具となる可能性が非常に高く例えば、誘拐の身代金を暗号通貨で払わせることによって追跡を困難にするなどです。
また、脱税やマネーロンダリングを望む犯罪者を潜在的に助けているといった指摘もあります。実際問題、暗号通貨の普及は、違法な商品を取り扱う「闇市」の存在との関係性が非常に高いと言われています。
以上です。
なんとなくイメージ頂けたでしょうか?
2017年は、暗号通貨業界が飛躍的に成長する年と言われています。
今後どのような成長を遂げるか全く未知数の暗号通貨。
その行く末が非常に楽しみですね!