どうも社畜です。
現在、仮想通貨市場は大きな成長を遂げています。その時価総額は2017年8月、ついに 15兆円を突破しました。さらに今後10年で220兆円まで到達するとも言われており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。しかし、仮想通貨投資にまだまだ懐疑的な方も多く、あやしいと感じる人も多いはず・・。そこで今回は、なぜ現在仮想通貨(暗号通貨)が注目を浴び、多くの人々がこの新しいテクノロジーに投資しているのか、また課題点はどこなのか、メリット・デメリットを指摘しつつできるだけわかりやすく解説していきます。
目次
仮想通貨のメリット
2008年、ナカモトサトシがビットコインに関する論文を発表した当初、ビットコインは仲間内で作ったお遊び用の通貨でした。人生ゲームで使うお金のようなものです。なので当然その価値は無に等しい状況。しかし、その技術的な優位性がマニアの間で評判となり、少しずつ賛同者が増えることでその価値が保証されていきました。これは有名な話ですが、2010年ピザ2枚(約25ドル)と10,000BTCの交換が行われ、これが実店舗での最初のビットコイン決済の例となりました。今では、10,000BTCの価値は約47億円・・・。仮想通貨は現在爆発的にその価値を高めています。なぜこれだけ爆発的に価格が上がったのか、仮想通貨のメリットに関して解説していきます。
ブロックチェーン技術により、非中央集権を実現
ブロックチェーンの技術をビットコインが取り入れることによって、「今まで国などの中央集権が管理する紙幣の価値が薄れていくのでは?」という考えが広まっています。非中央集権を体現することで、一部の支配者に利益を独占・コントロールされない仕組みを実現することが可能です。また、仮想通貨の中には、銀行などと協力して開発に取り組んでいるRippleなどの中央集権的な仮想通貨も存在しますが、上記のブロックチェーンの台頭による危機感から、その中央集権的な仮想通貨の開発速度も爆発的に速まっていることは、結果社会をより良くする(しないと生き残れない)仕組みを作っていると考えて良いと思います。
ブロックチェーンの誕生はビットコインとともにあります。簡単な解説はこちらです。
ブロックチェーンの簡単な説明はこちらから
海外への送金スピードが圧倒的に早くなる
従来、海外への送金は、仲介とする銀行をまたいで実施されており、途上国などのインフラが発展していない国への送金は、複数の銀行を経由し数日の期間を擁することも少なくありません。しかし、仮想通貨(Bitcoin)での送金は、ブロックチェーン技術の台頭により、銀行を経由せずに個人間での取引が可能となるため、送金は一瞬にして可能です。
ペーパーレスな世の中に
コンビニなどで商品を買う時、財布からお金を出して、店員に渡し、お釣りをもらいそれをまた財布に戻す。この一連の作業でもたついたりしたことは誰でも一度くらいはあると思います。後ろで待っている人がいると焦りますし、自分が後ろに並んでいて同じような人が何人も続くと、早くしてほしいなー。と思うことも少なくないです。現在では、電子マネーが普及していますが、仮想通貨では、手数料がかからないこともあり、より効率化を図ることが可能です。
例えば現在、エストニアでは独自の仮想通貨を作る動きがあります。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/24/news099.html
上の例は、中央集権(国家が管理する)の仮想通貨ですが、普及すれば公的機関の決済などが可能になるそうです。
デフレに非常に強い
中央集権である国に管理されている通貨は、その価値が突然なくなって紙くず同然になってしまうことがあります。仮に仮想通貨が普及すれば、その価値は世界中で共通になるので、資産を仮想通貨にしておけば、国が崩壊して通貨の価値が下落したとしても、自分の資産を失わずに済みます。財政不安で、中国の資産家がBTC投資をしているというニュースの背景には、自国通貨より、BTCの方がより資産価値が高いと判断している点が挙げられます。
仮想通貨の市場はまだまだ小さい
急成長を遂げている仮想通貨の市場ですが、世界で流通している資産の総額は 2.2京円に達しているとも言われており、世界の資産の割合から考えると、まだまだ成長の余地を残しています。実際に仮想通貨がより世に普及した場合、爆発的に資産価値が上がることが想定されます。だからこそ、成長過程の現在、ポテンシャルの高い仮想通貨に投資することで、資産を増やす事ができる可能性があります。
上記が私が仮想通貨に投資する理由です。仲介業者や中央集権を淘汰できる仕組みと、それに伴う資産価値の上昇が見込めると考えています。技術的な視点から見ると、将来的に実際に現物でお金を所持するより、仮想通貨の方が決済や送金などすべての面に置いて効率がよいため、そのシェアを大きく奪う可能性が高いと考えています。また、ビットコインなどの非中央集権を打ち出している仮想通貨は、発展途上国や規制が厳しい国で、今まで「搾取されている」と感じている人々がその資産を移す場所として最適だと思います。非中央集権=搾取されないというイメージを持つ人々が多くなっていくのは必然です。仮に仮想通貨決済が世界中で普及し始めれば、良し悪しはあるものの、自国通貨の価値が急激に下がることも想定されます。だからこそ、資産を今のうちに仮想通貨に買えるという判断を私はしました。
仮想通貨のデメリット
良い面ばかりを説明すると、キリがないですが、もちろんデメリット・課題はまだまだ沢山あります。
中央集権がない(管理者がいない)ことによる、ガバナンスの脆弱性
中央集権がないということは、仮想通貨を管理する者がいないということです。仮に何らかのトラブルがあった場合に、責任の所在がはっきりせず、意思決定にかなりの時間を擁してしまいます。例えばビットコインのスケーラビリティ問題(処理能力の問題で送金が遅くなってしまう問題)などでは、その方向性を巡って複数の派閥ができてしまうなどコンセンサスが取り辛い状況です。
1つのマイナーが大きくなりすぎると中央集権的になってしまう。
仮想通貨を語る上で、切っても切れないのがマイナーの存在です。
マイナーの説明は下記のビットフライヤーさんの記事がわかりやすいです。
現在(2017年8月25日)のビットコインのマイニング状況です。ビットコインの取引をする際にマイナーは必要不可欠。しかし、このマイナーの勢力が大きくなりすぎてなってしまうと、不正な取引を行う可能性や、システムの変更などに少なくない影響を与えてしまいます。現在のビットコインの採用しているシステムには、まだまだ課題があるのが現状です。
ボラティリティが高い
現在、成長過程の仮想通貨。市場は15兆円と大きくなっていますが、まだまだ、株式市場やFX市場に比べると小さい規模です。故に、投資家が大きな売りや買いを入れると、信じられない値動きが見られます。毎日10%前後はあたりまえ。ときには数百%の動きがある仮想通貨界隈。大きな利益を得ることが出来る可能性がある反面、暴落の危険性も孕んでおり、資産運用の安定性には欠けます。
盗難や紛失は自己責任
銀行に預けている際は、資産が盗まれた時の責任を銀行が担保してくれます。しかし、各自が取引所やウォレットに預けている現在の仮想通貨市場では、ハッキングにあったり、パスワードを紛失した際は自己責任で、保有している資産が戻ってくる保障はありません。実際、2014年3月7日から10日の三日間で、マウントゴックスという取引所が、ハッキングに遭い、預かっていた115億円相当の資産が盗難の被害に遭いました。自分の資産をしっかりと守る意識が低いと、このようなリスクが伴うため、保有者は、知見をつける必要があります。
ネット環境に不具合があった場合、使用できなくなる
BTCの送金は、ネット回線を介して行われる事がほとんどです。したがって、ネット環境が整っていなかったりする場合に、海外への送金等ができなくなるという危険性を常に内包しています。
いかがでしたでしょうか。仮想通貨のメリット・デメリットに関して書きましたが、どの様な進化を遂げるかは誰にもわかりません。これは仮想通貨に限らないことですが、現状広く普及しつつあるビットコインを始めとする仮想通貨のシステムのロジックを理解しないまま投資してしまえば、仮に詐欺にあっても騙されるまで気づきません。だからこそ、実際に自分で見たり聞いたり、調べたりすることが非常に重要になってきます。正直まだまだ、詐欺案件は多いです。
それでも、仮想通貨(ビットコイン)がより良い社会を作るシステムとして、良し悪しを議論されているという事自体が、非常に良いことだと思います。今後訪れる予想もしなかった未来にすこしでも対応できるよう、自分の知見を貯めていくことが重要ではないでしょうか?ご興味があるかたは、ぜひ仮想通貨を少しだけ購入してみてください。
以上。何卒よろしくお願いいたします。
現在の仮想通貨の基軸通貨となっているビットコイン
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